首のお悩み
首のお悩み

首の痛みは、さまざまな原因によって引き起こされます。
吹田市の整形外科おおつかクリニックでは、各患者様の症状に合わせた個別の治療計画を立て、痛みの緩和や症状の改善に努めております。
首に不快感や痛みを感じる場合は、お気軽に当院までご相談いただければ幸いです。
患者様お一人おひとりに最適なケアを提供し、健やかな日常を取り戻すためのお手伝いを全力でさせていただきます。
このような症状でお困りでしたら、吹田市の整形外科おおつかクリニックへお気軽にご相談ください。
加齢変化に伴って頚椎(脊椎の首の部分)や椎間板が変形すると、頚部周囲に痛みやしびれ、こり感などの局所症状が現れることがあります。これらを変形性頚椎症と総称し、脊髄(せきずい)が圧迫されている場合を頚椎症性脊髄症、脊髄から枝分かれする神経(神経根)が圧迫されている場合を頚椎症性神経根症と呼びます。高齢化で比較的頻度の高い疾患です。
加齢による首の骨の変形(骨棘)や靭帯の肥厚で脊髄の通り道が狭くなり、神経が圧迫される病気です。初期は手指の痺れや動かしにくさ(ボタン掛け、箸が下手)が特徴で、進行すると歩行障害や排尿障害が出ることもあります。50代以降の高齢者に多く、神経症状が出現するほど重症になると、手術治療が必要となり、頚椎の椎弓形成術(後方除圧術)や前方固定術などが選択されます。
加齢等で変形した頸椎(骨棘や椎間板の突出)が神経の根元を圧迫し、主に片側の首・肩・腕・指に痛みやしびれを引き起こす疾患です。50~60代に多く、首を後ろに反らすと症状が悪化します。多くは3ヶ月程度の保存療法(薬、リハビリ)で改善しますが、重度の麻痺がある場合は手術も検討されます。
脊椎(頚椎)の骨と骨の間には椎間板という円形状の線維軟骨があり、衝撃を吸収したり、脊椎を安定化したりする役割を担っています。この椎間板の組織が変性し、中身が突出して脊髄や神経根を圧迫してしまう病気が頚椎椎間板ヘルニアです。脊髄が圧迫されると首、肩、腕の痛みのほか、手足にしびれが生じ、進行すると下半身にもしびれや麻痺を起こします。排尿排便障害を来すこともあります。自然治癒することは少なく、急速に重症化することもあるため前方除圧固定術などの手術で、ヘルニアを含む損傷した椎間板を切除して圧迫を取り除きます。
一方、神経根が圧迫されている場合、左右いずれかの首、肩、腕に痛みやしびれ、麻痺が生じますが、多くの場合、手術をせずに3~6ヶ月で回復します。その治療では、薬物療法や温熱療法、ストレッチ、牽引などのリハビリで苦痛の軽減を図ります。
外傷性頚部症候群は、交通事故や激しいスポーツなどで頭部や顔面を強く打ったり、不意に頚部に強い力が加わったりすることで発生します。首を固定している筋肉や靱帯、神経・血管などを損傷してしまうことが主な原因です。すぐに痛みが生じることもありますが、数時間から数日経過してから症状が出現することもあります。首の痛みや首が動かないといった障害のほか、頭痛、首から背中にかけての痛みやコリが主な症状です。ひどいときは、めまいや耳鳴り、手のしびれ、吐き気、倦怠感など全身に症状が現れることもあります。外傷性頚部症候群の多くは一部分の軽い症状にとどまり、数週間以内の安静で治癒することがございます。しかし、慢性的に症状が残るものや、受傷後数日してから症状が出現してくるものの中には、受傷時の衝撃で交感神経や筋肉の異常、関節の機能障害を起こしていることがあります。外傷性頸部症候群は、受傷したら初期に画像診断を含めて正しく診断を受けることが大切です。
背骨の骨と骨の間は靭帯で補強されています。椎体と呼ばれる四角い骨の背中側で脊髄の前側には後縦靭帯が、椎弓と呼ばれる背中側の骨の前側で脊髄の背中側には黄色靭帯という靭帯が存在し、それぞれの骨に適度な動きと安定性をもたらしています。後縦靭帯は脊髄の前方に位置し、黄色靭帯は脊髄の後方に位置するため、それぞれの靭帯が分厚くなって骨のように硬くなってしまうと脊髄が圧迫されて脊髄症状が出現してきます。前者は後縦靭帯骨化症と言い胸椎にも出現しますが頚椎に多い病気で、後者は黄色靭帯骨化症と言い逆に胸椎に多い病気です。後縦靭帯骨化症で頚椎の脊髄が圧迫されると、手足のしびれ感(ビリビリ、ジンジンしたり感覚が鈍くなる)や手指の細かい運動がぎこちなくなり、しづらくなります(箸がうまく使えない、ボタンの掛け外しがうまくできない)。ほかにも、足がつっぱってつまづきやすい、階段の上り下りがこわくて困難などの歩行障害も出現してきます。黄色靭帯骨化症でも同様の症状が出現しますが、骨化してくる部位が胸椎に多いので、その場合は足の症状だけで手の症状は出現してきません。この病気を完全に予防することはできませんが、症状の悪化を防ぐためには日常生活で以下の点に注意してください。頚椎後縦靭帯骨化症では、首を後ろに反らせすぎないこと、仕事や遊び、泥酔などにより転倒・転落することで脊髄症状が出現したり悪化したりすることがあり、くれぐれも注意が必要です。前述のような脊髄症状のため日常生活に支障があり、画像上脊髄にある程度の圧迫があれば手術が必要です。頚椎の後縦靭帯骨化症に対する手術法には、首の前を切開する前方法と後ろ側を切開する後方法があり、各々に長所と短所が存在します。胸椎の黄色靭帯骨化症に対しては、背中側の椎弓を切除(あるいは形成)することにより脊髄の圧迫を解除する手術法が一般的です。
上肢やその付け根の肩甲帯の運動や感覚を支配する腕神経叢(通常脊髄から出て来る第5頚神経から第8頚神経と第1胸神経から形成される)と鎖骨下動脈は、①前斜角筋と中斜角筋の間、②鎖骨と第1肋骨の間の肋鎖間隙、③小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方を走行しますが、それぞれの部位で絞めつけられたり、圧迫されたりする可能性があります。その絞扼(こうやく)部位によって、斜角筋症候群、肋鎖症候群、小胸筋症候群(過外転症候群)と呼ばれますが、総称して胸郭出口症候群と言います。胸郭出口症候群は神経障害と血流障害に基づく上肢痛、上肢の痺れ、頚肩腕痛(けいけんわんつう)を生じる疾患の一つです。つり革につかまる時や、物干しの時のように腕を挙げる動作で上肢のしびれや肩や腕、肩甲骨周囲の痛みが生じます。また、前腕尺側と手の小指側に沿ってうずくような、ときには刺すような痛みと、しびれ感、ビリビリ感などの感覚障害に加え、手の握力低下と細かい動作がしにくいなどの運動麻痺の症状があります。
手指の運動障害や握力低下のある例では、手内筋の萎縮(いしゅく)により手の甲の骨の間がへこみ、手のひらの小指側のもりあがり(小指球筋)がやせてきます。鎖骨下動脈が圧迫されると、上肢の血行が悪くなって腕は白っぽくなり、痛みが生じます。鎖骨下静脈が圧迫されると、手・腕は静脈血のもどりが悪くなり青紫色になります。予防と保存療法が大切です。
症状を悪化させる上肢を挙上した位置での仕事や、重量物を持ち上げるような運動や労働、リュックサックで重いものを担ぐようなことを避けさせます。症状が軽いときは、上肢やつけ根の肩甲帯を吊り上げている僧帽筋や肩甲挙筋の強化運動訓練を行わせ、安静時も肩を少しすくめたような肢位をとらせます。肩甲帯が下がる姿勢が悪い症例には肩甲帯を挙上させる装具が用いられます。消炎鎮痛剤、血流改善剤やビタミンB1などの投与も行われます。
頸肋があれば、鎖骨の上からの進入で切除術が行われます。
それ以外では、絞扼部位が上記①,②,③のどこであるかによって手術法が異なります。
①の斜角筋間での絞扼の場合は、鎖骨の上からの進入で前斜筋腱の切離が単独で行われることもありますが、①か②かの区別が難しいこともあり、同じ切開で同時に第1肋骨が切除されることも多いです。
②の肋鎖間隙での絞扼の場合は第1肋骨切除術が行われますが、腋の下から進入して切除する方法と鎖骨の上から進入して切除する方法があります。
③の小胸筋の烏口突起停止部での絞扼の場合は、鎖骨下進入で小胸筋腱の切離術が行われます。頚肋は胎生期の下位頚椎から出ている肋骨の遺残したもので、胸郭出口症候群の原因の一つとして重要です。
常に顔を左右どちらかに向けて首をかしげた状態をとります。原因によって分類されます。
①先天性筋性斜頸
最も頻度が高いもので、後頭部と鎖骨・胸骨を繋ぐ胸鎖乳突筋という筋肉の拘縮で生じる斜頸です。典型的な形は、患側と反対側に顔を向け、同側に頚が傾く形です。また、患側の胸鎖乳突筋には、筋肉のしこりを触れますが、これは生後2~3週でもっとも大きくなり、その後は徐々に自然と小さくなっていきます。1歳半までに8〜9割は自然治癒が見込まれます。予防や治療としては、「向き癖」の改善として、呼びかけやテレビなどの刺激を顔が向いている反対側から与えるようにします。1歳から1歳半までの間に改善が見られない場合のみ手術や装具による治療を行います。
②骨性斜頸
生まれつき頚椎や胸椎に奇形があり、そのために首が傾きます。治療に関しては、成長に伴い、何らかの症状や障害が生じた場合に手術的治療となります。
③炎症性斜頸
中耳炎や扁桃炎などの炎症後に、環椎(第一頚椎)と軸椎(第二頚椎)の並び方に異常を生じ、首が傾きます。このまま固定してしまう可能性もあり、早めの整形外科受診が必要です。治療に関しては、頚椎カラーによる頸部の安静や、消炎剤の内服、必要に応じて入院の上、頚の牽引を行います。
④眼性斜頸
眼の運動をする筋肉の異常が原因で首を傾けます。テレビなどに興味を示す6ヶ月以後に気づかれることが多く、何かを注視すると首の傾きが大きくなります。
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